60秒でセットアップ
claude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcp
次回の実行時にOAuthの認可要求を承認すれば、設定は完了です。Claude Codeがワークスペースを検索し、ページをMarkdownとして読み取り、編集し、データベースにクエリを実行できるようになります。すべての接続オプション、権限、ホスト型とセルフホスト型のトレードオフについては、Notion MCP完全ガイドで説明しています。この仕組み全体の背景にある考え方は、LLM Wikiとは?をご覧ください。
まずワークスペースのルールを教える(CLAUDE.md)
チャットボットと規律正しい司書の違いを生むのが、運用ルールのファイルです。Claude Codeは起動するたびに、プロジェクトディレクトリのCLAUDE.mdを読み込みます。ワークスペースのルールを一度ここに書いておけば、以下のすべてのワークフローに引き継がれます。
# My Notion workspace
- Sources live in "Inbox"; synthesized notes in "Knowledge Base"
- Always cite the source page when creating summaries
- Link related pages with @-mentions (they create backlinks)
- Never edit pages in "Archive"
- Projects DB relates to Tasks DB via the "Project" property
5つのワークフロー
1. 資料の取り込み
「受信トレイに追加したばかりの記事を読んでください。ナレッジベースに要約ページを作成し、主な主張、すでにある知識と比べて新しい点をまとめ、関連するすべてのページを@メンションしてください。既存のメモと矛盾する内容があれば明示してください。」
1つの資料を取り込むと、通常は要約ページ、索引、リンク先の各ページなど、複数のページに手が入ります。こうして知識の価値を積み重ねていく作業は、手作業のメモではなかなか続けられません。
2. 相互リンクの追加
「ナレッジベースから、意味の上では関連しているのにリンクされていないページの組を5組見つけてください。各組のつながりを1文で説明し、私が承認したら@メンションを追加してください。」
ここで、意味を理解する力がタグを上回ります。Claudeは、共通のキーワードがないページ同士も結びつけます。@メンションによってバックリンクが作られるため、承認した組ごとに両方のページが同時に充実します。
3. 毎週の振り返り
「今週、私のワークスペースで変わったことをすべて一覧にしてください。新しいページ、更新されたプロジェクト、停滞しているタスクを含めてください。そのうえで、相互リンクを3つ、更新する価値のある要約を1つ提案してください。」
2月には途絶えてしまう振り返りの習慣を、日曜日の20分に置き換えられます。あなたが承認し、エージェントが整理・保存します。
4. 知識の抜けの分析
「ワークスペース全体から、[トピック]について私が知っていることをすべて集めてください。十分に扱っている/扱いが浅い/まったく扱っていない、の3つに分けて整理してください。」
「まったく扱っていない」の欄が、次に調べる項目のリストになります。推測ではなく、自分のメモから抽出したリストです。
5. 回答をナレッジベースに保存
「今作成した比較をナレッジベースのページとして保存し、出典へのリンクを追加して、索引に追加してください。」
良い回答をチャット履歴に埋もれさせてはいけません。ナレッジベースに保存すれば、次の質問の土台になるノードになります。知識が毎回リセットされるのではなく、積み重なっていきます。
厄介な失敗から学んだ安全策
- 相互リンクは書き込む前に確認する。モデルは、言葉の重なりだけで関連づけることがあります。私たちのモデルも、かつて「Python decorators(Pythonのデコレーター)」を「interior decor(室内装飾)」にリンクしました。取り消すよりも、確認してから適用するほうが確実です。
- ナレッジベース全体ではなく、関連する一部の範囲で作業する。「全1800ページ」を対象にせず、データベース、クラスター、1週間などに範囲を限定してください。コンテキストの上限は無視できません。
- 変更してはいけない領域を守る。CLAUDE.mdで、アーカイブや正本となるページを読み取り専用として列挙してください。
- アクセス権限の仕組みを忘れない。MCP経由では、エージェントはあなた自身の権限を持ちます。あなたが操作できるものは、エージェントも操作できます。それを踏まえて対象範囲を設定してください(詳しくはMCPガイドのセキュリティの項目をご覧ください)。
構造の変化を見て、改善サイクルを完結させる
数か月にわたって運用するうえで、本当に重要な問いは1つです。ナレッジベースのつながりは、実際に増えているのでしょうか?テキスト出力では答えられませんが、グラフならわかります。資料の取り込みと相互リンクを数回繰り返したら、IVGraphでワークスペースを開いてみてください。クラスターの結びつきが強まり、孤立していたページがネットワークにつながり、ハブとなるページが現れます。これは、セカンドブレインの変化を視覚的に捉えた差分です。エージェントもIVGraph LLM APIを通じて同じ構造を照会し、次の相互リンク候補を選べます。

よくある質問
Claude CodeをNotionに接続するにはどうすればよいですか?
claude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcpを実行し、OAuthの認可を承認します。すべてのオプションについてはMCPガイドをご覧ください。
Claude DesktopとClaude Code、どちらを使えばよいですか?
質問するならClaude Desktop、知識を維持・管理するならClaude Codeです。上記のワークフローは、CLAUDE.mdによるルールの継続的な適用と、複数ステップの実行を活用します。これはClaude Codeの得意分野です。
Notion AIとは何が違いますか?
Notion AIはその場での作業支援、こちらはプログラム可能なメンテナンスです。独自のルール、連鎖する手順、ほかのツール(ファイル、ウェブ、git)を、同じサイクルに組み込めます。両方を併用している方も多くいます。
この仕組みの背景にあるセカンドブレインの考え方は、どこから来ていますか?
LLM Wikiというパターンから来ています。詳しい背景とアーキテクチャは、LLM Wikiとは?と、私たちの実際の構築記録であるNotionのためのLLM Wikiで紹介しています。